ふつうに生きるために

メンヘラのメンヘラによるメンヘラのためのライフハック

北海道無計画旅10日目

こうして書き起こしていると、自分がこんなにも鮮明にこの旅のことを覚えていることに驚きます

それだけ僕にとって大きなものだったんでしょう

 

2018/09/12

 

朝起きて、冷えた体を熊の湯で温めに行ってから朝食を摂り、のんびり片付けをしていると、同じキャンプ場に宿泊しているおじさんに声を掛けられました

とりあえずお茶でもどうぞ、と、サイトに招き入れて手早くお茶を淹れてくれました

テント周りの装備とかもいろいろ整ってるし、本物のキャンパーってすごい..

曰く、ここにしばらく連泊している道民の方のようです

 

こちらもこの旅の話なんかをして、しばらく話した後

釣りに誘われたのでとりあえず行ってみることに

釣り場に着いて、簡単に釣り方なんかを教えてもらいます

海釣りは初めてなので、釣れるものなのかと思っていましたが、釣り場から覗くだけで魚がたくさん泳いでいるのが見えます

コツがいるようで、逃げられてしまうことも多かったのですが、何度目かのチャレンジで無事ゲット!
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お昼くらいまでに計20匹くらい釣ったでしょうか?

名前を忘れてしまいましたが、食べてもとてもおいしいらしく、そのおじさんは持ち帰って捌いて食べると言っていました

我々に捌く手立てがないのが残念でした

 

いろいろと教えてくれた親切なおじさん、ありがとうございました

 

さて、おじさんとは釣り場で別れて、我々はR335を南下して標津へ向かいます

とりあえず標津まで出ないことには他に道は一切ありませんから..

 

海っぱたのなにもない道をひたすら車を走らせていると..
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今なんかあったぞ?

 

ということで、運動靴に履き替えて(こっちに来てからこの用途くらいにしか運動靴使ってない!笑)お邪魔してみます
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めちゃめちゃ良物件じゃないですか!
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どうしてこう北海道っていうのはナチュラルに良物件が点在しているんでしょうか

荒らされていない、というところがポイント高いです

 

昨日の某ホテルはちょっとレベルが高すぎたのでこれくらいがちょうどいいかもね~なんて言いながら崩れそうならせん階段をギシギシ..

オホーツク海が望めるドライブインだったようです

営業していないのが残念なくらい

 

ここでは食事はできなそうなので、標津の中心街へ

道路を見るだけで、かつてはここに駅があったんだろうということが容易に想像できます

北海道には各地にこういう道路があります

廃線の多さを物語っていますね
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どこに駅があったかわかりますか?

 

駅跡に何かあるらしいのであとで行ってみることにします

 

とりあえず食事に..というところで大変なことが発覚しました

お支払をしようとしたら、財布に入れていたはずの諭吉さん約10人が消えているじゃないですか!!

いやこれは本当に参った..

レジでしばらく固まってしまいました

そしてこのあとしばらくは行方不明となった諭吉さんのことばかり考えていたのでテンションただ下がりです

 

これは、立て替えていたお金を旅に出る直前に回収したものの、停電でATMが使えず財布に入れたままにしていたために起こったんですが、お金を使わない日が続いていたので、なくなった日もよくわからないのです

管理が悪かったのはそれはそうなんだけど、何にせよ貧乏大学生の財布から大金を取った不届き者を僕は許しません

10万円返して~~

 

ここでフニフニ言っていても仕方ないのでとりあえず予定通り標津中心街を探索します

まずは北方領土館なるものがあったので寄ってみることに

無料で入れたのですが、元島民の声など、あまり触れたことがなかったことに触れられて勉強になりました

珍しく真面目に勉強気分で展示を見た我々でした

次に、標津駅跡へ
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国後島の見える駅」なるほど..

 

公園みたいな感じで綺麗にされています

すぐそばにはC11 224も静態保存されていました

 

さて次は、国後島に向かって延びているかのような砂嘴野付半島

これが気になります

野付半島は、延長28kmにもなる日本最大の砂嘴で、車で行けます

行きます
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右も左もすぐそこが海

むしろ舗装路があることがすごいというべきか
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整備されて観光地化しているだけあって、確かに綺麗な景色です

この野付半島にあるトドワラやナラワラは、長い年月をかけて出来上がった砂嘴に生育した、樹齢100年を越えるトドマツやエゾマツが海水の侵食を受けて枯木となった姿なんだそう

枯木は確かに残っていましたが、腐朽は進んでおり、この姿を見られるのもいつまでなのだろうか..と思いました

 

車で入れるところの先にも絶景スポットがあるらしいのですが、我々の体力は既に限界なので、お風呂入って寝ます

 

お風呂は別海の温泉

別海の街に来て驚きました

鉄道もなくなってアクセスも良くない、小さな寂れた町だと思っていたのですが、学校や博物館、グラウンドやプールやキャンプ場、コンビニやスーパーやレストラン、旅館に温泉と大変充実したところでした

町営の新しく綺麗な設備が多く、若い人が多いのが意外に感じました

昼間に来たらもっと賑わっているのでしょうか

 

町営の施設群の中にある温泉に入り、予定していたキャンプ場に向かいます

ところがキャンプ場に着くも、誰もおらず..

宿を調べてくれていたK「ごめん定休日だった!」

無料キャンプ場にも定休日なんてあるのか..

じゃなくて、宿どうするんですかこれ

とっくに日もくれているし、近くのキャンプ場を探しても見つかりません

 

まあこれくらいのことは想定の上の無計画旅なので大丈夫です

20kmくらい先に道の駅を見つけたのでそこまで車を走らせることにしました

ごめんしくった..とKはしょげていましたが、この程度のミスは日本最北端で停電の日にインキーとかに比べたら可愛いもんです

 

無事道の駅スワン44ねむろに到着!

久しぶりの車内泊です

テント泊が思ったよりも快適すぎて車内泊全然してなかったけど、当初はもっと車内泊するかなと思ってたのでこれはこれでいいとしましょう

車内を整えて寝る体勢になったのは21時くらいだったか..こっちに来てからの感覚だと深夜です

 

この日の移動
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移動距離 約170km(累計約2300km)

移動時間 約3時間

 

完全に中弛みって感じですね笑

このあと巻き返すので期待しててください

 

続く