北海道無計画旅8日目
これを書きながら、こりゃ今年も何かおもしろいことをしないとなあ、なんて思っています
やりたいことはたくさんあるんだけど、相変わらず何からやったらいいかわからなくて悩んでるのでいい案があったら教えてください
2018/09/10
この日はちょっと南の方に行ってみることに
前来たわ~懐かしい~なんて言いながら女満別空港とかを通って、摩周湖へ
車をおりて展望台にのぼってみると..
....
これが摩周第三展望台からの眺めです
..天気は仕方ない
気を取り直して摩周駅方面へ
この辺は弟子屈というのだそうで
今更だし当たり前なんですけど、北海道の地名って本当に読めませんよね
僕はこの旅で大分覚えましたが、どれも由来とかを調べるとおもしろいです
で、さて腹ごしらえもしたし..というところで僕とKがふたりそろって見てたのがこれ
この写真は、あの思い出の場所の写真を撮るのを忘れた!!とか言って冬に再訪したときに摩周駅から往復1時間くらいかけて歩いて撮った写真です
で、そんなにまでしてなんでこんなのが撮りたかったかというと、なんか飯食い終わったあとふたりそろってこれを見て同時に「SUBU」ってボソッと呟いて、それ以降我々の中でSUBARU→SUBUになったのがおもしろかったからです
しょーもな…
どう考えてもめちゃくちゃしょうもないんだけど、この旅自体がそもそもしょうもないので仕方ない
ともかく、この旅の間に数々の迷言が生まれたんだけど、その中でも特にお気に入りがSUBUです
田舎の車屋ってわりとこんなもんだとは思うけど、なんで店の看板の文字が無くなってるのに放置するんですかね
おかげで今でもナチュラルに「SUBUデラ(ディーラーのことを自動車部の人はデラとか寺とか言います)行ってくるわ」とか言ってしまいます
摩周駅には足湯がありました
ていうか川湯温泉駅にも足湯あったし足湯ありすぎでは?
足湯にいちいち「足湯以外の使い方をしないでください」的なことが書いてあったのがおもしろかったです
全裸になって飛び込む人でもいるんでしょうか
いちいち足湯に入りながら釧網本線沿いを北上、今度は屈斜路湖の方に行ってみます
どうやら屈斜路湖周辺に、コタン温泉露天風呂という無料の温泉があるというのでそこを目指してみます
えーっと、
..湖では?
でも確かに湖とは岩で隔たれていて、手を入れてみると温かいです
随分豪快な温泉ですね..
多少の躊躇はあったものの、こんな経験は滅多にできまい!ということでここを今日の湯とします
左右の小屋が男女それぞれの脱衣場だそうなので、そこで服を脱いで、掛け湯をして、男湯と書かれた方に入ります
..手前にこそ岩が隔てているけど奥は繋がってるじゃん
事実上の混浴~
雨だったのもあって、最初は誰もいなかったのですが、しばらくすると地元の人がやってきました
この雨のなか露天風呂とはまた変態ですね、さすが
少しお話をして、我々は先を急ぐことにしました
今日の宿は浜小清水前浜キャンプ場です
道も多くないので、さっき通った道ではありますが、美幌から小清水までR334を東へ
ここは道の駅はなやか(葉菜野花)小清水も併設され、コンビニなどもあるわりと大きな駅です
で、葉菜野花ってなんですか
北海道の道の駅は変な名前のところが多い気がします..
ともかくここで晩御飯の買い出しをしました
そして、キャンプ場に行くと、ネットには載っていない情報が書かれた紙が貼ってあります
それは..閉鎖
そんな..!と慌てる我々に、キャンプ場にいた地元の人が声を掛けてくれました
曰く、「水が出ないだけで勝手に使って大丈夫」とのこと
その「大丈夫」がどういう意味なのかはわかりかねますが、他に宿もないし、地元の人も使っていることだし、ということで、ここを宿とします
到着時はもう暗かったのでこれまた翌朝の写真ですが、こんなふうにオホーツク海が見渡せる綺麗なところです
たまたまトランクが開いてる写真なんですが、今見ると本当にぎっしり物が詰まっていて驚きます
どんな積み方をしてたのか、とか意外と貴重な写真かもしれませんね
そして、周りの人たちにならって車を乗り入れて、ペグが打てそうなところを探してテントを建てます
もう慣れたもので、あっという間に寝床が整います
必要に迫られたときがいちばん習得能力が発揮されるというのは本当なんでしょうね
旅の後半には、キャンプ愛好家の人たちにも負けない巣作りや片付けの手際のよさが身に付いていたんじゃないかと勝手に自負しています
テント内も改良を続けているおかげで日に日に快適になっていきました
テント用マットの上にキャンプ用の折り畳みマットレスをテントの対角になるようふたり分並べて敷いて、寒い日以外はシュラフと毛布もその上に敷きます
これで土の上に建てたテントでも背中が痛くなることはありません
掛けるのはタオルケットとシュラフ
知床とかを除いて、それほど寒いわけではなかったのでシュラフをシュラフとして使うよりは、暑くなったらどけられるように身体に掛けて使っていました
身体に触れる部分にシュラフを持ってこないのは、肌触りが悪いからです
これもシュラフを3つ持ってきたからできたことでした
いろいろと自己流ですが、これが我々の持てる装備のなかで改良を重ねて最終的にたどり着いたいちばん快適な寝床のスタイルになりました
この日の移動
移動距離 約230km(累計約1880km)
移動時間 約4時間
移動距離はそこそこですが、実は出発地点と到着地点は釧網本線にして6駅しか離れていないという
素直に行けば30km足らず、車で30分の距離です
北海道一周というと、海岸沿いをぐるっと回るのをイメージする人が多いかもしれませんが、内陸の方も楽しいのにそっちに行かないのはもったいない!ということで、一周というより塗り潰すような、毎日毎日こんなコースになってます
続く