北海道無計画旅6日目
2018/09/08
前日に決めた通り、塩狩駅を6時44分に出る汽車に乗って東六線駅に行きます
昨日までは運休だった宗谷本線、ちょうど今朝から一部運転再開だそうです
なんて運のいい
この時間だと、6時58分に東六線駅に着き、反対方面の汽車が7時11分に来るので、一通り東六線駅を見て、7時半くらいに宿に戻って朝食を食べられるのです
これが塩狩ヒュッテオーナーさんおすすめの往復520円で秘境駅を訪れられるプランです
いいですね~いかにもなローカル線、秘境駅!
東六線駅は、1日4往復の列車が発着する一面一線の小さな駅です
詳しいことは調べるといくらでも出てくるのでこのへんにします
http://www.kembuchi-kankou.com/temp/higashieki.html
宿に戻って、他の旅の人たちやオーナー夫妻とお話をしました
他の旅の人たちの中には、鉄道旅の人も多く、駅から近いこの宿で、震災以降JRの運転再開をずっと待っていた人たちもいました
彼らは朝食後の列車が来るのを待って旅を再開していきました
全道では運休の路線も多い中、易しい旅路ではないでしょうが、彼らの笑顔からは不安は感じられませんでした
オーナーさんと一緒に駅まで見送りに行きました
他にもバイクや車の人たちも見送り、我々は洗濯物が乾くのを待っています笑
長々と居座る我々にお茶を出してくれたりと親切にしてくれたオーナーさんありがとうございました
我々のことを書いてくださった記事を載せておきますね
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2304098299619399&id=464860163543231
オーナーさんが手作りで建てたという、とても素敵な宿だったので、自分たちの部屋以外も見ていいですか?と訊いて見せてもらいました
手作り感の溢れる優しい宿です
旅ノートにコメントを書いておきました
昼頃には洗濯物も乾いたので出発とします
ひとまず旭川でお昼を食べてこの後の行程を決めました
幌加内駅跡
綺麗にされていますね
第三雨竜川橋梁
廃線とかって、悲しいものではあるんですが、こういった作った人たちの思いが伝わる形で保存されているのはいいことだなと思います
道なき道を進み続けた愛車
今見ると汚すぎてびっくりするけど、そのときは特になにも思ってませんでした
泥だらけの車で、昼も夜もTシャツとスウェットとクロックスで過ごす..これが我々の旅のスタイルになりました
そして、添牛内駅跡
これだよ!こういうのを求めてたんだよ!!
駅舎は自然に身を任せて朽ちゆくままに
駅舎裏には草に埋まった線路と、ところどころ崩れているホームが確かにあります
駅前にはもはや原型を留めない廃屋
でも確かに存在する駅名の書かれた板
駅舎の入口は施錠されていますが、そこに駅ノートが入った袋がぶら下げてありました
読むのも面白い、書くのも楽しい
廃駅にまで駅ノートがあるなんて素敵ですね
次に訪れたのは温根別ダム
ここは、伊文という集落を沈めて作ったダムのようで、眼下には道路や家屋の跡のようなものが見えます
台風の後だというのに水はほとんどなく、緑が見られますが、どうやら現役のダムらしく、この時期は水がないとか
確かに、工事車両のようなものは行き来していました
というかそれしかいなかったので未舗装路をガシガシ走っていったり、藪の中に突っ込んでいったりしていたら、変な目で見られました
町を沈めて作ったダムって、人工物ではあるのですが、かつて人々が生活していた道路やそれに付随する標識や橋梁、そして家屋などの建物が、水というある意味自然とも言えるものに飲み込まれ、姿を変えていく様は、廃墟に共通するものがあると思います
朽ちるに身を任せる、確かにここに生きた人々の証
その物悲しくも美しい姿に心惹かれます
水を湛えているときは、そしていずれさらに朽ちれば、これらの証も見ることができないのだろうと思うと、いつまでもこの景色を見ていることができました
さて、今回の温泉とキャンプ場はそれぞれまだ距離があります
日も傾いてきたので温泉に向かいました
そしてスーパーで肉と酒を買い、キャンプ場に向かいます
すっかり日が暮れてしまいましたがテントを立ててカセットコンロでお手軽バーベキューとします
これは翌朝の写真ですが、こんな感じで車をキャンプサイトに入れられるキャンプ場だったので、車とテントの間でバーベキューができました
疲れた身体に肉と酒が沁みますね
この日の移動
走行距離 約220km(累計約1330km)
走行時間 約5時間
ぐるっと内陸を回った感じになりました
そろそろ東の方に足を伸ばしてみることにします