北海道無計画旅17日目
2018/09/19
おはようございます
これ以上ないくらいのいい天気です
10時頃出発しましたが、このあたりは震災による通行止めが多く、通り抜ける道路の選択肢があまりありません
鵡川まで出て、厚真を通って、千歳で昼食にしました
厚真といえば、この度の震災で最も被害が大きかったところですね
震災から2週間足らずですが、着々と道路などが作られていました
東北各県からの支援の警察車両も見かけました
自衛隊も派遣されていたそうです
東日本大震災のとき、北海道でも一部地域では津波などの被害があったにも関わらず、多くの自治体から東北各県に支援をいただきました
その恩義が返せれば、という想いもあるのです
そして、最初に降り立ったところでもある苫小牧にやってきました
この旅も少しずつ終わりが近づいているのだなと実感します
でもまだここより西は未着手ですので
久しぶりに海岸沿いを走ります
目指すは室蘭の先端、地球岬
民家の間の私道みたいなところをずっと上っていくと
観光バスが停まっていて賑わっていたので、一通り景色を眺めてそそくさと退散しました
にしても観光バスはどうやってここまで来たんでしょうか
大きな道もあったのかな
室蘭市内を散策して(といっても相変わらず車の中からですが)、白鳥大橋を渡ります
これは確かに立派な橋ですね、東京かと思った
今晩は距離的に洞爺湖あたりかな~と思ってたんですが、洞爺湖の宿やキャンプ場は総じて高いので宿をとるのに苦労しました
17時頃到着して、なるほどと思いました
完全に観光地、それも高級ホテルが立ち並ぶような感じです
それでも人のいないところがあるのがさすが北海道というところでしょうか
静かに湖を眺められました
洞爺湖は円形のカルデラ湖なので湖畔をぐるっと回ることができます
南側、西側、北側、東側とそれぞれ違った雰囲気の道で、車通りも多くなく楽しいので、訪れた際には1周のラップタイムを競ってみるのもおもしろいかもしれません(冗談です)
宿にチェックインすると、おすすめの食事処を教えてもらったので、そこに行ってみました
そしてもうひとつおすすめされたのが、毎日行われているという湖上船から打ち上げられる花火
小さな花火大会よりよほど規模の大きい花火でしたが、これが毎日行われているとは..
各所のホテルなどの出資で行われているとのことでしたが、さすがは高級ホテル..
別に宿泊者しか見られないとかではなく、湖畔にいれば無料で見られるので、ビール片手に湖畔のベンチで楽しませていただきました
観光客も、ホテルの部屋から見ている人、湖畔に降りてきて見ている人、遊覧船で湖上から見ている人、などなどたくさんいました
花火の写真はありません
こんな写真しかないです
Kが勝手に飲料水のボトルに日本酒のラベル?をくっつけただけなんですが、あの時の僕は何がそんなにおもしろかったのかしばらく笑い転げてた覚えがあります
そういえば花火、動画はありました
https://twitter.com/rail0125/status/1154699460972142592?s=19
この日の移動
移動距離 約280km(累計約4020km)
移動時間 約6時間
花火が終わった時点で21時頃だったのですが、それからのんびり飲んだくれたりしていたら、久しぶりに夜更かししてしまいました
しばらく田舎にいたから忘れていたけど、観光地の夜は遅いのです
続く
北海道無計画旅16日目
Kが、夕張の日は廃墟ネタを除いたら書くことがないとか言っていたのでそりゃ大変だと思っていたんですが、夕張市の地理や歴史、経済や政治について調べていたら丸3日くらい経っていたし、むしろ書きたいことが多すぎて廃墟に割く余地がないくらいです
とにかくこの数日ですっかり夕張おたくになったので再訪を目論んでいます
2018/09/18
美瑛を出て岩見沢を抜け、夕張にやってきました
夕張といえば何を思い浮かべますか?財政破綻や夕張メロンでしょうか
ちなみに"夕張"と言うときのイントネーションは夕→張→じゃなくて夕↑張↓だそうです
釧網本線の車内で道民のお爺さんが言ってました
確かに大夕張とか新夕張とか言うときのイントネーションはそうだけど、夕張市とか夕張メロンって言うときもそうなんでしょうか
気になって夜しか眠れません
岩見沢側から山を抜けて夕張市に入ると、丁未集落という消滅集落に出るんですが、ここがいきなりすごいです
旧丁未小学校跡には昭和末期にゆうばりめろん城が建ち、夕張メロンの販売などをしていたようですが、それもこの立地かうまくいかず、紆余曲折の結果廃墟として放置
かつて栄えた丁未集落は、熊出没の危険ということで立入が制限されています
この集落が人々の記憶から消え去るのも時間の問題でしょうか
この先今は亡き夕張駅あたりまで下りますが、ずっと70年代から時が止まったままのような雰囲気です
それもそのはず、ここ夕張は炭鉱の街として栄え、かつては人工過密と言われるほどの大きな街でした
しかし石炭は使われなくなり、やがてその役目を終えます
当時は12万人とも言われた人口は今や8000人にも満たないとのこと
山を切り開いて作った街だからこそ、農業への転化もできず、バブル期には観光を売りに再興を図るも失敗、観光誘致に割いた資金が仇となり財政破綻へと追い込まれました
こうして見下ろしてみると、北海道には珍しい、山の中の街だということがよくわかります
炭鉱から観光へ..そう言って建てられたテーマパークは、取り壊すお金もなく、特に立入を制限されているわけでもなく、ただ放置されていました
テーマパークに隣接する石炭博物館も営業しているのかしていないのか定かでないような様子でした
ここ福住は、かつて道内一のマンモス小学校を抱えた地域だそうですが、今は人影すらありません
夕張駅付近、本町地区のあたりまで降りていくと、まばらながら人影が見られました
ですがこれも夕張駅があったからこそ、なのかもしれません
職も資源も若者も少なく、住民の負担は大きく、公共サービスは低水準という夕張
街を歩いてみて、本当にひとつ判断を間違えればこのまま街ごと消えてしまうんだろうなと実感しました
清水沢や新夕張の駅付近まで下っていくと、人の姿も目立ち、活気が感じられました
街ごと消してしまうわけにはいかない、だからコンパクトシティ計画でなんとか立て直す
末端の集落はどんどん消滅していくのでしょう
それでも、街が消えてしまうよりはずっといいはずです
消えゆく末端の集落の姿を覚えている人間もいますから..
道の駅夕張メロードで買い物をして、名残惜しくも夕張を後にしました
廃駅で駅寝?
ではなく、駅跡の公園にある、静態保存されている列車を改装してゲストハウスとした宿に泊まります
お値段1泊500円
道路向かいの建物に住んでいる管理者さんにお金を支払い、台帳に記入したあとは、すべてセルフサービス
そこらへんに積み上げられてる布団を勝手に敷いて勝手に寝ます
この日の宿泊者は我々の他にひとり
震災のボランティアに来ている方でした
ここでようやく被災地が近いことを実感する我々
公園に隣接する公衆浴場も、震災のため無料解放されていました
夕飯ももちろんセルフサービス
夕張で買ったお肉でお手軽焼肉にします
今晩の宿と愛車を眺めながら
この日の移動
移動距離 約220km(累計約3740km)
移動時間 約4時間半
列車内にある宿泊者のコメントノートを見ていたらあっという間に時間が経っていました
こういうところに好んで来る人はおもしろい人が多いですね
続く
北海道無計画旅15日目
ここにきて"n日目"と日付が微妙にずれてるのがめんどくさく思えてきたので、1日出発にすれば良かったかなと思ってます(嘘です)
2日違ったら全然違う旅になってたと思うのでそれはそれでおもしろかったかもしれませんが
2018/09/17
糠平湖畔で気持ちいい朝を迎え、朝食や片付けを済ませ、10時前にはキャンプ場を出発しました
久しぶりに旅の最初のペースが戻ってきたような感じです
立派ですね
やっぱり橋って魅力的だと思う
他にも何人か見に来ている人がいました
タウシュベツ川橋梁にも行ってみましたが、水没後とのことで展望台から見えるのは静かに水をたたえた糠平湖の湖面だけでした
こちらも人は結構いました
こちらは幌加駅跡
このように多くの駅跡や橋梁が保存されています
旧国鉄士幌線の糠平~十勝三股間は利用者の少なさから全線廃止前に早々にバス代行化がされており、全線廃止時には運休から9年が経っていたそうです
この9年間、十勝三股以北への延伸の可能性を信じ、設備は残されたままでした
そのため、劣化した糠平以北の設備は、全線廃線時にも簡単に撤去することができず、今に至るまで多くが残されたままとなっているのです
今では、それらの鉄道遺構の一部は文化遺産などに登録されています
中でも有名なタウシュベツ川橋梁
僕らは見ることができなかったのですが、ダム湖の水量が少ない冬~初夏には、それは立派なアーチ橋が見られるそうです
ダム湖に沈んだり現れたりすることから"幻の橋"と呼ばれ、それもまたこの橋梁の魅力を増幅させているのかもしれませんが、長く水に曝されていることや湖面が凍結と融解を繰り返すことによって、橋梁に年々蓄積されていくダメージは計り知れません
その立派な姿を見ることができるのもあと僅かかもしれません
そうして、R273を進んでいくと、士幌線が目指していた上川に着きました
こんなところまで延伸しようとしていたんですね
さて、今日の我々の目的のひとつは旭川市内にあります
ミッション・デフのオイル交換です
普段、エンジンオイルは3000km、ミッションオイルは4000kmで交換しているんでちょっと早いんですが、またエンジンオイルのときみたいにドタバタするのが怖かったので予約しておきました
ちょっと時間かかるとのことなので、最寄のファミレスでお昼にします
700mくらいだったんですが、まともに歩くのがすごく久しぶりで、めちゃくちゃ遠く感じました
15時頃には作業も終わり、スーパーでの食料などの買い出しも終わったので、今晩宿を取っている美瑛を目指します
天気もいいので道中寄り道
ケンとメリーの木
青い池
そして温泉宿で乾杯!
今日はまっとうなことばかりしてた一日な気がします
この日の移動
移動距離 約190km(累計約3520km)
移動時間 約4時間
オイル交換に時間がかかってしまったため、移動は少なめになりました
この日も内陸ばかりになりましたが、もう少し内陸を行ってみたいと思います
続く
北海道無計画旅14日目
レポート書いてる気分になるなんて話をしましたが、意外とブログ書くのも、ググるばかりじゃなくて基本は自分の手足で確かめる、とか、他人の著作物を借りるときは引用元を確認する、とか、そういうところは同じかもしれませんね
これは研究だろうが趣味だろうが大切なことだと思います
最後に信じられるのは自分の目で見たもの、自分の手で行ったこと、ですから
2018/09/16
今日は朝からオイル交換です
皆さん旅先での車のメンテナンスってどうしてるんですかね
駐車場とかでできる程度のことならいいけど、オイル交換なんかは廃オイルも出るのでさすがにお店に頼んだんですが、パーツとかの持ち込みできないお店も多いし、工具なら持ち歩いているから場所だけ貸してくれるようなサービスがあったら、自分で色々できていいのになあと思いました
ところで、一昨日来たときから思っていたんですが、帯広って街の大きさも大きすぎず小さすぎずちょうどよくて、若い人も多くて、便利なところにも辺鄙なところにもアクセスがよくて、ラリーカーが走っていて、素敵な街ですよね
今のところいちばん住みやすそうだなあと思ったのがこの街です
帯広の町外れにゆったりとしたガレージハウスを建てて車と動物に囲まれて暮らしたい..
そんなことを考えているうちにオイル交換は終わりました
このあとはラリーカーを追いかけてのんびりラリー北海道観戦でもしようと思います
ラリーカーを追いかけていくと、道端に椅子を置いてカメラを構えている人たちがいる道に出くわしました
これは..出待ち?
我々もそこで様子を見てみることに
しばらくすると..おっ
続々と参戦車両がやってきます
中には道端の人の姿を見ると窓から手を出して挨拶してくれるドライバーさん、コドライバーさんも!
嬉しいですね
SS間の移動でしょうか、一通り行きすぎるまで見送りました
ガイドを見ながら、走行コースに近づいてみようとすると、とんでもない道を進んでいくことに..
そして上りきった先には警備が敷かれていて、コースには近づけないようになっていました
それなら、ということで時間的にちょうど良さそうな本別SSを観戦することにしました
以下しばらくひたすら本別SSの写真です
すごい迫力でした!
でも本当に一瞬で通りすぎていってしまうので、やっぱりラリー観戦って難しいんだなあと思いました
久しぶりに愛機EOS 7Dを振り回して楽しかったです
まだまだラリーカーを追いかけてみます
次のコースも近くで見るのは難しそうなので、出てくるまで洗濯をすることにしました
足寄は都会なのでコインランドリーがあるのです
のんびり走っていると、ちょうど町中にラリーカーが戻ってきました
地元の人が手を振ったり写真を撮っていたりして、愛されているんだな~と何だか嬉しくなりました
そして何回か間違えて撮られました
すみません紛らわしくて
でもなんかそう見られるとこの汚れもかっこよく見えてくる(親バカ)
ラリーの追っかけから戻ってきた我々をふわふわに仕上がったタオルや服が出迎えてくれました
乾燥機って偉大~!!!!
本当に洗濯物問題には始終悩まされました
どのみちずっとパジャマみたいな服装なので、服がなくなる心配はあまりなかったんですが、濡れもの(主に温泉タオル)を放置しておくと臭くなるので..
皆さんどうしているのか教えてほしいです
この後は、上士幌の温泉へ、そして夕食、宿は国設ぬかびら野営場です
糠平湖は音更川の上流なので、朝にいた音更の真北なんですが、だいぶ東に来てしまったのでまた戻る感じになります
糠平といえば、幻の橋タウシュベツ川橋梁で有名な旧国鉄士幌線跡がありますが、この日はもう日が暮れてしまったので次の日の楽しみにします
途中第三音更川橋梁の脇は通ったのですがよく見えなかったので
テント設営開始は19時頃
辺りは真っ暗ですが、最早設営など目を瞑っていてもできそうなくらい手慣れたもので、10分程ですべての支度が整います
この日の移動
移動距離 約250km(累計 約3330km)
移動時間 約5時間
往復が多かったからあまり移動らしい移動こそしていないもののわりと距離を走っていて驚きました
静かな森の中のキャンプ場で、耳を澄ませていると、ときどき国道からラリータイヤのロードノイズが聞こえてきます
これ絶対ラリータイヤの音だよね~wwと笑い合いました
続く
北海道無計画旅13日目
このブログを書いてて、ときどき思うこと
・学校のレポートっぽくなってしまう
・バイトのレポートっぽくなってしまう
真面目な話をしてると授業で出されるミニレポートっぽくなってしまうし、車を運ぶ仕事をしているので、その勤務実績を毎日書くんですが、移動時間とかどれくらい走ったとか書くのでときどき混同しそうになります笑
もっと肩の力を抜くべきなのか
2018/09/15
悩んだ挙げ句、とりあえず今日のところは南側を探索して、また帯広に戻ってきて、それからラリー北海道とかオイル交換とかを考えよう、ということにしました
昨晩は遅かったので、遅めの出発です
ひたすら南下して定番の襟裳岬に到着
車汚すぎな?
これといって見るものがあるわけでもないのでちょっと休憩して帯広に戻ることにします
天気がよかったので景色は綺麗でしたよ
で、大人しく国道を行けば良いものを、なんかこの道楽しそうだね~とかいって様似の手前、アポイ岳とか幌満湖とかの方に入っていってしまいました
ダムに行くまでの道が唐突に未舗装になります
....ラリー北海道に参加した覚えはないんですが..
この未舗装によくある土砂止め?のゴム板、一体何なんですか?
挙げ句鉄板のやつまで見かけて、パンクするんじゃないかと怖かったです
動画こちらにあります
https://twitter.com/rail0125/status/1040950597854216193?s=19
ようやく幌満ダムに到着
本当にダムか?
この先道道233号線に合流するまで、まだまだかなりの距離があります
道はどんどん険しくなっていきます
動画はこちら
https://twitter.com/rail0125/status/1040951332201328640?s=19
未舗装になってからr233に合流するまで30km足らずだったんですが、2時間近くかかった気がします
動画のなかで喋ってますが、本当怖いし車はガリガリ言ってるしいい加減疲れたしさすがに大変でした
特に、ダムの先の道は、調べても通ったことがある人の話すら出てこないので誰か何か知っていたら教えてください
名前すらわからないこの道です
r233に合流したときは心底ほっとしました
そこから先は素直にまともな道を進みました
あと、無料というのもあって、北海道の高速道路に一度乗ってみるのもいいんじゃね?ということで、忠類大樹ICから帯広川西ICまで帯広広尾自動車道を使ってみました
感想としては、下道が空いてて信号も少ないので、あんまり変わらないね~という感じ笑
帯広に着いたのは結局18時過ぎでした
さすがに明日はエンジンオイル交換しないと、ということでオイル交換してくれるお店を探して、晩御飯を食べて、今から宿を見つけるのも難しいので道の駅泊にすることにしました
市内にはラリーカーが当たり前のように走っています
参戦車両とすれ違うこともありました
この身近さがラリーの楽しいところのひとつだと思います
立ち寄った温泉の駐車場でも..
つい並べてみたくなってしまうよね笑
20時半頃、道の駅おとふけに到着
疲れたし遅くなってしまった..
この日の移動
移動距離 約340km(累計 約3080km)
移動時間 約6時間半
このときちょうどオドメーターで3000kmちょうどくらいで、オイル交換が間に合ってよかったと安堵したのを覚えています
次の日は朝から持ち込みOKで作業だけしてくれるお店でオイル交換を予約しています
本当は場所だけ貸してほしいところだけどそういうわけにもいかないので..
長旅だと車のメンテナンスも課題になってきますね
続く
北海道無計画旅12日目
2018/09/14
霧多布岬キャンプ場で朝を迎えると、相変わらずの天気で、案の定洗濯物は湿っています
お湯を沸かしてカップ麺を啜りながら今日はどうする?と相談
まずは洗濯物をなんとかしないと、ということで車内に即席物干しを作ります
リアシートにタオルを掛けるとかじゃ全然足りないので、テントを固定する用のロープをシートベルトの付け根に張って、そこに掛けます
写真がないのが残念ですが雑な絵で表すとこんな感じ
これでロープが2本張れたのでなんとか洗濯物は干せました
背後に生乾きのパンツやら靴下やらを従えてのドライブは初めての経験です
ひたすら道民が昆布を干している海岸沿いを進み、釧路までやってきました
懐かしい釧路駅前
5年前に来たときよりずっと寂れていて驚きました
僕は釧路のこの大きな街なのにやけに寂れている感じがなんとなく好きです
駅前の一等地に廃ホテルがあるのとか、封印された地下街とか..
ちょっとした理由で、数十年前はもっともっと栄えていたことも知っています
そんなわけで何だか思い入れのあるこの街、この先どうなっていくのか気になります
で、せっかく大きな街に来たので、先日の現金盗難の相談だけでもしてみよう、と警察署に寄ってみることにしました
現金なので見つかる期待はしていなかったのですが、一応被害届は出そう、そして財布の指紋も取ってみる、という話になり、結構時間をかけて丁寧に対応してくれました
指紋を取っているところ
見つかる可能性は低いけど、何か進展があったら連絡してくれるとのことで、運が良ければくらいのつもりでお願いしてきました
最後に財布を開いたのが9月9日の夜温泉代を支払うとき、気づいたのが12日の午後だったので、その間に行った温泉の更衣室の籠とか、キャンプ場でサイトに荷物を置いて離れた隙とか、そんなところだと思う、ということで警察からも指紋の捜査と並行してそれらの施設には問い合わせてくれることになりました
釧路警察には親切にしていただきました
結局今まで見つかっていないので現金盗難を追跡するのは難しいんだなあと改めて思いました
皆さん本当に気をつけて
そして盗んだ人は早く返したまえ
そんなわけで釧路では警察のお世話になったばっかりでろくに観光もできず、帯広に向かうこととしました
というのも翌15日・16日は帯広でラリー北海道なので
こんなにすぐそこにいるのに見ない手はないでしょう
せっかくなので白糠線跡と並走するR392を行ってみましょう
当然のように頭上にある橋梁、もう35年程使われていないはずですが、立派に残っています
当然橋の上は線路の面影もありませんが、鉄道遺構であることがわかる設備はところどころに見られます
白糠線も未成線ですが、並走する茶路川と国道を何度も跨ぐため、廃止当時で既に40以上の橋梁が存在したとのことで、いまだ数多くの橋梁が残されている見所満載の廃線です
橋ってかっこいいよねやっぱり
18時過ぎ、帯広に到着
調べると、市内の公園でラリー車両の車検や展示、グッズの販売会なんかをやってるとのことで慌てて駆けつけたのですが、ちょっと遅かったようでほとんどのイベントは終わってました
まあでも暗いけど車検の様子とか少し見られたので良かったです
やっぱりラリーカーはかっこいいなあ..
さてさて、ラリー北海道は明日以降いくらでも見られるだろうし、ご飯食べて寝ましょう
帯広といえば豚丼?
だけどなんで帯広名物は豚丼なんですか?
市内にキャンプ場はないので今日はホテル泊です
この日の移動
移動距離 約290km(累計約2740km)
移動時間 約6時間
ラリー北海道をどこでどのくらい観るか、とか、そろそろオイル交換を考えないといけないし、とか、考えることが多くてなかなか大変です
続く
北海道無計画旅11日目
2018/09/13
根室からおはようございます
車内を整えたりしながらなんだかのんびり駄弁ってしまい、出発は11時頃だったか..
なんだかんだゆっくり喋る機会ってあまりなかったので、たまにはこういうのも良いかな..?
とりあえず、根室市街地へ向かいます
根室市はすごくて、本当に1ブロックごとくらいに「北方領土奪還!」とか「北方領土は日本の領土」とかいう垂れ幕や看板が点在しているんですよね
でもって青看板はロシア語
このまま最東端納沙布岬を目指します
ほどなくして到着
エリカちゃんでおなじみの北方館やお土産屋さんなどもあるためか、わりと人は多いです
そしてここもこんな調子
他にも、北方館の中には、「ビザを取得しての北方領土への渡航はやめてください!それは他国の領土と認めていることになってしまいます!ビザなし渡航にご協力を!」とか..
なんとなくこの辺の人たちのノリがわかってきました
北方館の中の展示もわかりやすくて興味深かったです
かなり詳しいことが北方領土問題対策協会のwebページに書いてあるので読んでみると面白いと思います
ちなみにこのwebページも結構過激です笑
https://www.hoppou.go.jp/gakushu/about/
いちばん近い貝殻島は納沙布岬からたった3.7kmだそうで、すぐそこに見えるのですが、こんなに近くても日本人が訪れることはできないのか..と実感できました
また、日本人が北方領土に住んでいた頃の暮らしや産業は、思っていたよりもずっと豊かだったようで、ちょっと意外でした
さて、一通り見たところで、納沙布岬を後にして今度は根室半島の南側を通って霧多布を目指します
花咲線沿線を走っていると、「昆布盛」という駅名が飛び込んできます
気になる..
寄ってみました
駅自体はなんてことない無人駅なんですが、この駅名ゆえか駅ノートが置いてありました
先を進んでいくと、確かに確かに
そこらじゅうの人々がみんな一心に昆布を干しています
本当に昆布を干している人しかいないくらいで驚きました
そんな昆布地域の中、変な道を求めてさまよっていると辿り着いたのが落石岬
あまりの絶景に(本当は道が消えたので)車を降りました
断崖絶壁の下では道民が昆布を干しています
歩いていけばチャシ跡や灯台にも行けるようなのですが、先を急ぐ身なので戻ります
延々と左手に昆布を干す人々を眺めながら西へ進んでいくと、霧多布の街に到着
15時半頃には霧多布岬キャンプ場に到着できたのでチェックインを済ませ、洗濯機があるとのことなのでお借りしました
洗濯しながらテントをたてて、干したら温泉に行くことにしました
車の近くにテントを立てられるととても楽です
ちなみに車を右側に寄せて停めてるのは、僕のインプちん、2ドアのくせに運転席がフルバケットシートなので後部座席の荷物はくそデカい助手席側ドアを開けて取り出さないといけないからです
その車で旅?ってセリフは現地でも何度も言われたのでもう間に合ってます
街へ下りて、晩飯と温泉にしました
帰ってきたら頑張って干した洗濯物が風で飛びまくってたのがショックでした
キャンプ場の管理人さんが親切にハンガーや洗濯ばさみなどを貸してくれて、なんとか干せましたが天気も良くないので乾くのか不安です(乾燥機は故障中でした)
この日の移動
移動距離 約150km(累計約2450km)
移動時間 約3時間
疲れていたので19時くらいには寝てしまったような気がします
続く