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ふつうに生きるために

メンヘラのメンヘラによるメンヘラのためのライフハック

ふつうに生きるために3

性同一性障害

 

前回GID治療は情報がなくて大変という話をしたけど

 

問題はそれだけじゃなくて、GID治療ちゃんと始めるとなると現状ほぼ自動的に自分の子供を持つことって諦めなきゃいけないんだけど、僕はそれが悔しくて

ホルモンは自分の意思でコントロールできるし1本打ったらもう性機能なくなるとかじゃないからいいけど、内摘が戸籍変更の条件なのは納得いかない

以下に日本における戸籍上の性別の変更の要件を載せておきます

 http://www.courts.go.jp/saiban/syurui_kazi/kazi_06_23/

僕は1の診断があることとかは当然だと思うけど、5の生殖機能を欠くこととか4の未成年の子がいないことっていうのはちょっとどうかなと思っている

ちなみに4については以前は成人でもダメだったけど、未成年のみに緩和されたのでもっと緩和が進んでこの要件自体なくならないかなと期待してる

だって子供を持ったら20年間本来の性別に戻ることを制限されるのはあまりにも負担が大きすぎると思うから

こんな決まりがあったら子供を作るの諦めるって人も多いでしょ

僕は自分の遺伝子を持った子供の父親になりたいし、GIDだからって理由でそれを諦めたくはない

自分の精子で子供ができることが気持ち悪いと思うMtFとかがいるのもわかるし、そういう考えも尊重するし、GIDに限らず子供を持ちたくない人や自分の遺伝子を持った子供にこだわらない人とかの考えも僕は尊重する

だから僕の自分の血の繋がりを持つ子供を持ちたいという気持ちも認めてほしいと僕は思う

何百万、何千万というお金を払えば不可能ではないことは僕も知ってるけど、ただでさえ体の適合に莫大なお金がかかるのにそんなお金どうやって用意したら良いの?

しかも将来的に用意すればいいとかじゃなくて若いうちに用意しなきゃいけない

それも体を適合させるまでに用意しなきゃいけない

つまり子供がほしいなら莫大なお金を用意するまで体を適合させられないということ

それってつまりよほどのお金持ちとかでもなければ現実的に不可能ってことですよね

自分の子供を持ちたいという気持ち自体は一般的には応援されるべきことなはずなのに現状GIDの僕らにはその願いが叶えられる道はほとんどないということがとても悲しいです

せめて頑張ればなんとかなる金額とかだったら..と

体の適合もそうだし、国はGIDをもう少し支援してくれないものか..

少子化の今、健康な体と生殖機能を持ってて子供ほしいって言ってる若い人、貴重なんじゃないの?とか

まあ僕は同性愛者(男性じゃなきゃダメということもないし厳密には同性愛者じゃないんだけど)だからこんな悩みを持てるわけで、GID異性愛者からしたらこんな悩み自体贅沢なのかもしれないけど..

まあでもGIDの同性愛者は外からふつうに見えちゃったりするだけに困ることとかもあるんだよ!

なかなかGIDって認めてもらえないし、そもそも同性愛者への理解がまだ低いからそこも大変だし

なんで男が好きなのに男になりたいの?女のままの方がいいじゃん、とか言われるし、体を適合することに対してパートナーに申し訳ない気持ちになったりもする

 

子供のことは僕がずっとGIDの治療に踏み切れなかった理由でもあるのでなんとかならないものかと思っています

僕も治療始めると決めたはいいもののまだ決心はつかないし内摘は決意できません

でも今やれることからやっていこうと思っています

そして後輩たちのために僕の歩んだ道はなるべく丁寧に書き残していきたいと思っています

僕がしたような苦労をする人が少しでも減るように

同じ悩みを持つ人が少しでも早く、少しでも大きな幸せを掴み取れるように

そして、僕も含めた誰もが自分が望む生き方に少しでも近づけるように..

 

僕にはとても贅沢な夢があります

好きな人と結婚してお父さんになること、これが僕の夢です、いつか叶えられるかな

ふつうに生きるために2

性同一性障害

 

性同一性障害についての話の続きです

今回は性同一性障害の治療の話です

 

僕は発達障害も持っているんだけど

これはこれで一悶着も二悶着もあったのでまたこの話もできたらいいとは思うんだけどとりあえず今は置いておいて

18の時から発達障害である精神科にかかっていたんだけどその病院の先生に(それまでも性別違和は訴えていたけど)春からの新生活に備えて男として埋没生活できるように準備したいと言ったのが20歳の2月(土壇場すぎる..笑)

一旦大学に入ったもののやっぱり女性としてやってくのは無理だ~って大学を辞めたところでした

ここで高校時代どれだけ周りに恵まれてたか気づいた、他のところではあんなに周りはすんなり受け入れてくれない!

医者に言ったときはまたまだ君は若いからとか君はそんなんじゃないよとか言われる覚悟はしてたんだけど、医者は「わかった、ここの病院では手術はできないから手術したい病院を見つけてきてください。そうしたら紹介状書くし、病院によっては私の持っているネットワークで連携を取ります」とのこと

あまりの物分かりの良さ(?)に拍子抜けしてしまった..

この件だけじゃないんだけどここの先生は本当に良い方ばかりで、入院したときも本当にお世話になったので主治医にも入院病棟の先生にも心理士の方にも感謝しまくりです

小平の精神系専門の国立病院なのでメンがヘラってる人は行くと良いですよ、本当に良くしてくれます

 

病院の宣伝はここまでにして、やっと認められて喜んだのもつかの間、ここからが思いの外大変でした

まず病院を探すにもネットの情報はちゃんとした比較とかが全然なくて本当に微妙だしなによりほとんどが古すぎてあてにならない情報だしGID向け治療やってくれるって聞いて見に行ってみても公式のページにもGID向けのことが書いてない病院が多いし心折れそうになった

でもってこれは僕が悪いんだけどとにかく時間もお金も足りない..!

言い訳するともう無理かなと諦めてたところにいきなり話が降ってきたのでいろいろ間に合わなかった..

というかやっぱりGID治療高すぎ!

障害って認めるなら早く保険適用にしてくださいよ~

手術の比較もコミコミの金額や術式、麻酔の方式や所要日数なんかをわかりやすく列挙したサイトとかあればいいのに..

オペに関しては評判もすごく気になるしそこらへんも知りたいんだけどそこの情報収集もなかなか難しい

ホルモン治療に関してもやってるけどホームページに載ってないところとか金額載せてないところとか多くて全然どこに頼んだらいいのかわからない

何度も通うものだし金額とかすごく大事なのに..

僕が作りたいくらいだけどひとりじゃ作れないし誰か協力してくれたりしないかな??

 

そんな中なんとか展望が見えてきたのでいろいろ済んだら結局どうしたのか、どうしたらいいのかなんかもお話ししたいと思います

ふつうに生きるために

性同一性障害

 

いろいろ進捗があったので少しずつ書き溜めていたものを加筆修正して公開していこうと思っています

今回は性同一性障害について

 

性別違和って本当に社会から認められない特性だと思うし僕らみたいな苦労をする人が少しでも減ってくれたらと僕は願っています

 

僕は小さい頃から「男の子みたいな女の子」だったしこれは決して褒められることではなくて周りからも悪くばかり言われたし僕自身ずっとつらかった

でもGIDなんてものは高校生くらいになるまで知らなくて自分はただおかしいんだと思っていたし実際そう言われ続けてきた

直さないとと思っても(僕は女の子ではないので当たり前なんだけど)女の子にはなりきれなかったしダメな人間だと烙印を捺され続けてきた

「女の子なのに」「女の子だから」..こんな言葉がどれだけ僕の心を傷つけたか、言った人はまったく覚えていないんだろうしそれが今の(当時の?)世の中なんだと思う

言ってきた人が悪いとかじゃないと思うし僕はそういうことを言ってきた人を恨んだりはしていません

そういう言葉が普通に存在するような世の中だってことが問題なんだと思う

少しずつ社会全体の意識が変わっていくことを望んでいます

 

16歳のとき性同一性障害、及びFtMという言葉に出会った僕はこれが自分のことだと確信した

 

(性同一性障害とは性自認(本人が考える自分の性別)と体の性別が一致しない障害で、例えばFtMは女性の体を持って生まれた男性で、MtFは男性の体を持って生まれた女性
FtXやMtX(性自認が男性でも女性でもない)という人もいます
性自認が体の性別と一致しているのが一般的で、そういう大多数の人からは理解しづらいかもしれませんが、異性になりたい、異性の格好をしたい、という気持ちとはまた違います(それらを伴うことももちろんあります)

性同一性障害の治療はあくまで体の性別を本来の性別に近づけることが目的で、性別を変えることとは違います
性同一性障害でも体の性別を自分の性別に一致させたいという思いが強い人ばかりではありませんしどこまで一致させたいかも人によって違います

また、性自認と恋愛対象は無関係です

一般的に異性を恋愛対象とする人が多いため、FtMには女性を恋愛対象とする人が多く、MtFには男性を恋愛対象とする人が多いですが、性同一性障害でない人と同じように同性愛者も存在します)

 

誰に話してもまともに取り合ってもらえなかったしまだ若いんだから早まるな、みたいなことを言われたりもした

あと僕は異性愛者ではないので男性の恋人がいたこともあったんだけどそれを取り上げてだからお前は女だとも言われた

いまの僕には恋愛対象と性自認は関係ないってことわかってるけど当時は大人がそう言うならそうなのかなあくらいに思ってしまった

そういうところも社会全体の意識が変わらないと受け入れてもらえないよね

 

性同一性障害だと認めてもらえないと本来の性別として生きることが許されない社会に生まれてしまったので10代後半の僕は認めてもらえるためにいろいろ必死になってた

男の恋人がいてはいけないと言われれば自分の気持ちを圧し殺したりもしたし性同一性障害が子供を持ちたがるなんておかしいと言われれば子供は諦めようと思ったりもしたし何度も病院に通って苦痛を訴えたりもした

かと思えば自棄になってじゃあ女になってやると過剰に女性らしく振る舞った時期もあったりした

これは自分の感情さえ圧し殺してしまえば周りからは変な目では見られないし外でトイレに行くこともできるし人前で声を出すこともできるし人間関係は比較的円滑に運んだけど(ビッチだとかぶりっ子だとか男好きだとかは言われたけどそれでも男ぶってる喪女よりは男女からともにウケがよかった)自分の心は毎日傷ついていったしある日耐えられなくなって外に出られなくなった

だけど誰にも認めてもらえないまま(いま思えばそんなことはないんだけどこの話はまたあとでするとして)高校を卒業する頃には僕の精神はボロボロになっていた

精神安定剤をODしたり自分の体を傷つけたりした

何度も死のうとした

当たり前に大学にも落ちたし(もしかしたら女が面接に男物のスーツで行ったからかもしれない、だとしたら笑うけど)もうどうしようもないって感じだった

 

とにかくその時の僕は性同一性障害を拗らせて(?)性的なものをひどく不快に感じるようになっていたし性別とかの話が本当に嫌で仕方なかった

自分の特性についても他人に話すことはしないと強く思っていたしとにかく嫌なことからひたすら目を逸らしていた

ひっそり隠れて生きよう、幸せは望まない、ふつうの生活も望まない、もう無理だと思ったら死のう、そう思っていた

 

ただ今思えば僕は特に高校時代は周囲の人間に本当に恵まれていたのだと思う

学校の友人ももちろん、それ以外で仲良くしてくれた人たちも、男みたいになったり女みたいになったりメンヘラになったり不登校になったりする僕を甘えてるとか気持ち悪いとか批判することもなくふつうの友人として付き合ってくれた

もちろんそうじゃない人もいることは知ってるしそういう人たちにとっては気持ち悪い人間が自分の近くにいて不快だったと思うし申し訳なかったと思っている

けれど僕を拒否しなかった人がたくさんいてくれたことを僕はいま本当にありがたいことだと思っているし当時こそあまりありがたさに気づいてなかったけど今になって心から感謝している

そして何より僕の性質を知っても嫌がるどころかそれを含めて大切にして、いつも親身に僕のことを考えてくれた親友、治療に進めたのも諦めずに生き延びられたのもこんなに前向きになれたのもすべてあなたのお陰です

こんなところでしか言えない僕を許してほしいんだけど、本当にありがとう、これからも友人でい続けさせてください

あなたたちのお陰で僕はここまで来れました

素敵な友人たちを持って、例えどんな障害を抱えていようと僕は幸せなんだと思います

今はそう思えます

 

治療のお話はまた今度