ふつうに生きるために

メンヘラのメンヘラによるメンヘラのためのライフハック

性別適合手術5

続き

 

2つめの手術について

今回の乳頭縮小手術は、乳頭の周りと芯をくりぬいて、乳頭を小さくする、局所麻酔での手術です

 

じゃあ手術行ってくるわ~みたいなノリで手術室に入って、診察を受けて手術の準備をしました

胸部に麻酔を入れます

1回目の手術で神経がズタズタなので特に痛みとかは感じませんでした

 

ふつうに手術が始まります

意識があるので直視はできないもののなんとなく何をされてるかはわかります

 

で、皮膚を切られてるんですよね

痛くはないんですよ、麻酔効いてるから

でも切られてる感覚はあるんですよね

皮膚を切られる感覚ってわかりますか?

めちゃくちゃ気持ち悪いんですよ、これ

 

せいぜい1時間くらいの手術だったと思うんですけど、本ッ当に長く感じました

間違いなく1回目の手術より体感長かったです

 

痛いのよりこの気持ち悪さがいちばんつらかった..

 

この手術は抜糸する必要のない糸で縫合してあるので、これですべて終了です

麻酔が切れても特に痛みとかはありませんでした

 

翌々日に1回目の手術の縫合の抜糸、さらにその翌日に帰国になりました

予定より帰国を早めたのは、大学の入学準備とホルモン治療のためです

予後に問題はなかったので、心配はされましたがこちらの希望通りの日程で進めてもらえることになりました

 

後日談ですが、2回目の手術の縫合糸は、帰国してガーゼが外せる頃にボロボロ溶けてきて、手でそーっと取り除きました

 

もうウロウロ歩き回れるくらいにはなったので、次の日はタクシーで街に出て屋台巡りをしたり、観光して過ごすことができました

 

なんかよくわからなかったけどおいしかった飲み物
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さらに翌日抜糸、包帯が取れて、術痕とドレーン痕にガーゼを貼り、上から伸縮性のバンドでおさえる感じになりました

 

帰国したらこれを使ってね、とベストも渡されました

胸全体を抑える、前にチャックが付いていて自分で付け外しできる術後用のものです

結構きついんですが、最低1ヶ月は付けておいてと言われました

なので大学にも着替えとかのない日は着けていきました

 

抜糸翌日、直前に取ったのでメチャ高くなった飛行機で帰ることになりました

ずっと一緒にいて、ごはんに連れていってくれたりもしたHさんと別れるのは寂しかったです

そしてなんとなくあの場所に愛着が湧いていたんだと思います

空港まで送ってもらって、重いもの持つのと運動は厳禁だよ!と言われていたので荷物は全部Tに持たせて(笑)1週間以上いたタイを出ました

長かったような短かったような..

 

ちなみに飛行機に乗ってる時間はめちゃくちゃ長かったです

今回はベトナム航空なので機内食も出るしCAさんもアオザイで綺麗でした(そこ?)

ベトナムで乗り継ぎ

待ち時間に食べたフォーとココナッツミルクがおいしかった!

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あとは退屈すぎて死ぬかもしれない~とか言ってたら日本につきました

めっちゃ元気です

いや痛いんだけどね

 

何よりこれで埋没生活ができるようになるというのが嬉しくて仕方なかったです

まあホルモン治療もしないといけないんだけど

ホルモン治療についてもいずれお話をします

 

予後もよくて、手術は無事成功でした

皮膚感覚は何年もかけて少しずつ戻るそうです

戻らない部分もあるそうです

いまだに感覚がまだらで、触ったりすると気持ち悪いですが、生活に何ら支障はありません

走ったりしても胸が揺れて痛くないことに感動しました

 

とりとめのない文章になったけど、胸オペについての話はだいたいこんなところです

(書き忘れてることがありそうなのでまた追記とかするかもしれない)

 

間違いなく僕にとって最も大きな一歩になった手術でした

 

最後に、同行してくれたT、サポートしてくれたHさん、素晴らしい手術をしてくれた執刀医の先生、助けてくれた看護師の方々、そして応援・協力してくれたすべての人に感謝を